十六日祭 ~3つ目のお正月~
今日2月20日は、旧暦1月16日。
このブログを愛読(笑)してくださる皆様はタイトルで「ぴん!」と来た方もいるのでは?
そう!
昨年末のさおりさんのブログ記事「3つのお正月!?」で紹介された3つ目のお正月の日なんです。
ということで、久し振りの「今日は何の日」シリーズです☆
十六日祭
旧暦の1月16日に行われる「グソー(あの世)」のお正月。
その名も「十六日祭」
読み方も「ジュウルクニツ、ジュウルクニチー」と沖縄にしては、わりと素直な読み方です。
そもそも「なぜ16日なのかな?」と思ったのでちょっと調べてみました。
旧暦の1月1日は「春節」とも呼ばれ、旧正月としてお祝いされているのは周知のことですが、、、
新暦の「松の内(7日もしくは15日)」のように、旧暦のお正月にも区切りがあるんですね。
「ソーグゥチグワァー(小正月)」と呼ばれているのが旧暦の1月14日~15日。
この日が生きている人の正月の区切りを意味していて、正月飾りなどをしまう日なのだそうです。
この間は、あの世から神様がいらっしゃると言われているため、ご先祖様のお墓参りは慎むことが一般的とされています。
そのため、小正月が明けた1月16日からようやくご先祖様のお墓参りが許される期間になるそうです。
旧暦の新年が始まってから初めてお参りできる日だから「グソーの正月」という事なのかな?
うーん、知らなかった、、、
沖縄のお墓参り
私の中で沖縄のお墓参りと言えば、「お墓の前でお花見のように宴会」というイメージ。
「宴会」という言葉は不適切なのかもしれませんが、『ゴザを広げてお花、酒、重箱料理、お菓子、果物をお供えして、みんなでいただく』というのが一般的です。
宮古島に5年住んでいた私には、このお墓参りを行う行事として「十六日祭」の方が「清明祭」より馴染みが深いです。
というより、このブログでの記事を書くまで「清明祭」を知らなかったと言う方が正しいかもσ(^_^;
それくらい、宮古や八重山では「清明祭」よりも「十六日祭」の方が旧盆と並ぶ重要な行事なんです。
旧暦行事なので、当日が平日ということもしばしば。
そんな時は、家族みんなで午後からお墓参りにいけるように、地域によっては会社が休みだったり、学校も午前中で終わりになったりします。
そして、その地域に住んでいる人だけではなく、沖縄本島に住む宮古、八重山出身者にとってもこの日は大切な日。
昔に比べると少なくなってはいるようですが、那覇市の三重城でそれぞれの出身離島に向かって供え物を並べ、先祖へ祈りを捧げている姿がみられるそうです。
ご先祖様に感謝し、大切にしているという沖縄らしさが感じられますよね。
おまけ
今回の料理写真は、宮古島時代にお世話になった「和おん♪」のゆかりさんから頂きました♪
唄も三線も上手だし、しかも料理上手!
女性初の宮古島観光協会の会長もされていた素敵な方なんです(//∇//)
宮古島に行かれる方は是非、「和おん♪」に行ってみてくださいね~☆