カチャーシー
- 2019年03月11日
- テーマ: 沖縄のいろいろ
今日は3月11日。
東日本大震災から8年。
色々な記事がたくさん出ていましたね。
個人的には昇龍祭太鼓に入団する前の出来事なので、ここで紹介するようなエピソードを何も持っていないので、、、
ちょっとだけ沖縄に重ねて今日はこんな話題にしてみました☆
カチャーシー
このブログがスタートして早28ヶ月が経過。
でも、振り返って考えてみると「カチャーシー」にスポットを当てた記事ってない気がする、、、
と思ったので、改めて取り上げてみました。
昇龍祭太鼓のホームページ内には「カチャーシーの踊り方」というページがあります。
イベントのときに「会場のみんなと一緒に踊りたい!」という想いで掲載しているので、ここの紹介文には「お祭りや結婚式、お祝い事の最後に踊り、皆で喜びを分かち合います」と書かれています。
でも、カチャーシーは『楽しい、嬉しい』ときだけ踊るものではないんですよね。
そもそも「カチャーシー」は、「かき混ぜる」を意味する沖縄の言葉「かちゃーす」が元になっている言葉です。
この踊りの大きな特徴は手の動き。
でも、実際に沖縄でウチナーンチュが踊っている姿を見ると、手だけではなく体すべてを使って踊っていると分かります。
音楽に合わせ、体ぜんぶを使いかちゃーす踊りが「カチャーシー」なのです。
そんなウチナーンチュがかき混ぜるのは、喜びだけではなく悲しい気持ちも含まれています。
一人で抱え込まず、
『喜びや悲しみもすべてかき混ぜてみんなで分かち合いましょう』
というウチナーンチュの「人を大切に想うあたたかい気持ち」が感じ取れます。
みんなでカチャーシーを踊る事によって、楽しいこと、嬉しいことは倍に、悲しいこと、辛いことは半分に。
みんなが笑顔になれますように。
とっても素敵なことですよね。
過去に伺った陸前高田市の避難所でも、カチャーシーの時にはみんなが笑顔になっていました。
習うのではなく自然と身につくもの
最近の方の事はわかりませんが、、、
私の知り合いのおばぁに、カチャーシーのコツを聞いたときにこんな言葉が返ってきました。
「カチャーシーの踊り方のコツ、、、うーん、そんなのわからないよ(笑)」
おばぁ曰く、
「カチャーシーはね、気が付いたら踊ってた感じだから、人に教わるものじゃないよ。そこに音楽があって踊りたいと思えば自然に体が動くんだよ」
、、、なるほど。
ただ、教えてもらったのは
「手はね、幸せが逃げないようにするんだよ」
ということ。
男性はグー、女性はパー。
「幸せを掴むように男性はこぶしを握るし、女性は指を閉じるんだよ」
ぜひ、皆さんもカチャーシーを踊るときは実践してみてくださいね。
でも一番大切なのは、周囲を気にせず、自分の好きなように楽しく踊る事なのかもしれません。