あれから1年
人間の記憶ってだんだん薄れていくものだと実感する今日この頃。
コロナ騒動が始まってから、コロナの感染者数やコロナに関連した情報が連日報道され、気が付けば自分の頭の中も『コロナ』のことが大部分を占めていて、その間に起きたいろんな出来事の記憶が薄れてしまっているように思います。
忘れてはいけないあの日
2019年10月31日、ちょうど1年前の今日。
いつもと変わらず仕事に行く準備をしていたところに団長の矢嶋さんから
「ニュース見てますか?」
とLINEが入り、テレビをつけた途端に強い衝撃を受けました。
“首里城が燃え崩れていく光景“
を目の当たりにし悲しくて涙が溢れ…
今まで経験したことのないとてもとても大きな衝撃でした。
現実なのか?
何かの演出か??
自分の目を疑い、心の中で何度も何度も問いかけました。
沖縄県民の象徴とも言える首里城が燃え崩れていく映像を見るのは本当に悲しく、苦しかった。
首里城、再び!
昨晩、那覇空港に着いた頃に朗報が入りました。
首里城の再建計画によると2022年に工事が本格的に着工、2026年には完成し、再び、朱の色に輝く首里城を見ることができるようです。
この朗報を沖縄の地に足を付いて聞けたことが、とても嬉しいです!
あの日から丸1年経った今日。
実際に首里城を訪れることができました。
日本には数多くの城が存在しています。
その中で世界遺産に登録されている城が全国に8カ所あり、そのうちの5カ所が沖縄にあり、首里城もそのひとつです。
沖縄県民だけでなく、世界的に大切な大切な首里城が一夜にして燃え崩れてしまいましたが、徐々に復興作業が始まっています。
現地で龍柱の補修工事も見ることが出来ました。
また、今日は希望の光イベントとして沖縄の各地で花火が上がったようです。
昇龍としてできること
昇龍祭太鼓でも昨年11月から1月中旬まで街頭募金活動を行い、皆様からお預かりした募金額約150万円を首里城復興支援金として沖縄県に寄付することができました。
皆様からの温かい支援により首里城復興に携わることができたことに、心より感謝申し上げます。
コロナに限らず、目まぐるしく変動する社会情勢の中で、時として大切なことすら記憶から薄れていくことがありますが、日々の情報に流されるだけでなく、時には立ち止まって自身の大切なものを見失わないようにしたいと感じています。
首里城復興もそのひとつです。
沖縄県民の…
いや!
日本国民の、世界の遺産として首里城復興のためにしっかりと受け継がれていき、必ずやまたこの場所で鎮座している首里城を眺めに来たいと思います。