退団のご挨拶~小島~
- 2022年11月6日
こんにちは。琉球舞団 昇龍祭太鼓、団長の小島守央です。
私はこの度、11年間お世話になった昇龍祭太鼓を退団することになりました。この場をお借りして、いつも応援して下さるお客さまに感謝の気持ちをお伝えさせていただきます。
退団理由については、家庭の事情と、個人的な夢があり、我が儘を聞いてもらったかたちです。突然のお知らせ、かつ、このような形式でのご挨拶となってしまい、誠に申し訳ございません。
少し長くなりますが、お付き合いいただけましたら幸いです。
応援してくださった皆様へ
先ず最初に、いつも昇龍祭太鼓の出演を楽しみにしてくれて、沢山の笑顔と元気とパワーを下さったお客様へ
私が昇龍祭太鼓で、これまで活動を続けてこられたのは、皆さまからの応援のお陰です。
私の笑顔を最高だと言って下さるお客様、出演後に泣きながら感動したと伝えてくれたお客様、いつもいつもメンバーに差し入れをして下さるお客様、太鼓を持って応援にきてくれる子どもたち、緊張して舞台に立ったとき、手を振って、タオルを持って、昇龍Tシャツを着て、応援してくれるファンの方たちを目にした時の安心感たるや…
もう一度言わせて下さい。
今の私がいるのは、皆さまのお陰です。
とてもとても、全員分伝えきれないけれど、心の底から感謝しています。
11年間、本っっ当にありがとうございました。
直接お会いしてのご挨拶が出来ないことが心残りではありますが、また落ち着いたころにイベントなどでお会いした際、お話しが出来ればと思います。
団長として過ごした時間
去年の1月に、私が昇龍祭太鼓の団長を務めさせていただくことになってから1年と10ヶ月。
短い期間ではありましたが、コロナ禍において活動が思うようにいかない中で、何とか団体を盛り上げていきたいと考え、試行錯誤を繰り返してきた、とても濃密な時間であったと感じています。
正直なところ、上手くはいかないことの方が多く、前任の矢嶋から引き継いだ志を全う出来たとはとても思えませんし、メンバーにも苦しい思いをさせてきてしまったと、反省もしています。
しかしながら、その様な状況下にあって、沢山の方々のお力添えをいただきながら、在任中に「10周年記念公演」と「沖縄公演」という2つの壮大なイベントを開催し、その大舞台に立たせてもらえたことは、私の人生において、とても貴重な経験となりました。
そして共に舞台に立った仲間たちを誇りに思います。
本当に、最高の瞬間でした。
後輩たちの成長に期待
退団に際して、昨年就任したときに私が書いたブログ記事を読み返してみました。
「主役は次の世代の人たち」
「団体を未来に繋ぐ」
と書いてありました。
志半ばと言えばその通りかもしれません。
しかし、これからの新しい昇龍祭太鼓を創っていくのは、紛れもなく私の後輩たちです。私は、自分を指導してくれた先輩たちが退団していくのを見るたびに、言いようのない不安な気持ちを抱いてきました。しかし、周りをよく見渡せば、先輩たちが残してくれたものは今の昇龍祭太鼓に確かに息づいていました。
私が去ったあとも、昇龍祭太鼓はさらなる目標、高みに向かって飛翔し続けます。
皆さま、最後になりますが、今後とも琉球舞団 昇龍祭太鼓を、何卒よろしくお願いいたします。
そして、私の後輩たちの成長をどうか温かい目で見守っていただけましたら幸いです。
昇龍祭太鼓は私の人生を変えてくれました。
今後はOBとして、また今まで経験出来なかった皆さまと同じ観客の目線で、少しだけ離れた場所から応援を続けていきたいと思います。
11年間、ありがとうございました。