終戦79年後の後始末
沖縄地上戦から79年の月日が経ちました。
今年も6月23日慰霊の日を沖縄で過ごしております。
特集番組
この時期に沖縄のテレビ番組では様々な角度から沖縄戦の悲惨さや後世に対して、戦争がどれだけ愚かで人間の犯した過ちを2度と起こさないようにして欲しいという想いを描いたドキュメント番組が流れます。
そんな映像を見ながら改めて考える時間を頂けます。
東京にいると慰霊の日でも、このような特集番組など見たことがほとんどありません!
戦争が風化されてしまうような日々になっています。
戦争で唯一地上戦を経験した沖縄。
県民の4人に1人が犠牲になり20万人以上が戦争の犠牲になりました。
戦後79年経った今でも戦争の傷跡は至るところにたくさん残っています。
不発弾処理
戦没者の遺骨も残ったままだし、アメリカ軍が落としていった何万発もの爆弾も不発弾として沖縄のあっちこっちに点在しています。
不発弾処理にはその都度、住民避難があります。
自分の実家近くの下水管工事で道路を掘り進めるなか、昨年の12月に不発弾が見つかりました。
そこから6ヶ月経った今でも不発弾の処理は出来ておらず、道路も閉鎖されて車も通れない状況です🥺
当時その場所の近くでは新築の木造住宅の工事が始まっていて、真新しい香りのする建物の基礎となる柱や梁が立って、ようやく上棟したばかりでしたが、不発弾のせいで工事がストップされ新品の材木も6ケ月以上も雨晒し💦になっていて、どうにもならない状況に施主の方は途方にくれてしまっているに違いないと思います。
身近な問題
こういう形で沖縄には79年経った今でも戦争の傷跡が至る所に残っています。
戦争はいつの時代になってもなくならないものなのでしょうか?
ウクライナへのロシアの侵攻、ガサでは人質開放するために何の罪もないパレスチナ住民が何万人と命を奪われていて、世界中の人々が平和を願っているにも関わらず、戦争をやめさせる事が出来ないことにやるせない気持ちなります。
世界が平和で長閑な毎日を過ごせる日がやってくるのか心配になります。
どの地域においても戦場にしてはいけないと思います。
いまの沖縄では、各島々が戦場になりかねないような状況に進んでいっているようにも感じます。
この動きや流れを変える事は出来ないのでしょうか?
再び大きな過ちをおかしてたくさんの犠牲者が出ないと考えることが出来ないのでしょうか?
どんな理由があっても人を殺して許される事はないはずです。
何の罪もない人が殺される…そんなことが許されるような世の中にならないよう、声を大にして訴えていきたいと思います。
『命どぅ宝』を胸に、世の中が良い方向になっていくことを祈ります。