沖縄芸能と空手
創作エイサー団体である琉球舞団 昇龍祭太鼓では、沖縄の芸能を幅広く知って貰いたいという想いから、演舞の振り付けに沖縄空手の型や琉球舞踊、ダンスの要素などを積極的に取り入れています。
では、ここで問題。
空手の要素を取り入れた演舞曲とはどの曲でしょう?
そう!
すぐに想い浮かんだ方、正解です!(笑)
「ミルクムナリ」や「獅子GongGong」「風の結人」などが比較的分かりやすいと思います。
エイサーと空手
この異なる2つの枠を超えた芸能の融合。
それは特別なことではなく、沖縄芸能の様々な分野でも見られます。
例えば、琉球舞踊では空手舞踊として、徒手空拳の空手要素や古武道(棒術・釵術・ヌンチャク術・トンファー術など)を取り入れて演舞します。
もちろん、あくまでも「舞踊」のため、曲想に合わせた振り付けとして、それらの要素の多くはアレンジされています。
取り入れられる要素としては、首里手・泊手の手刀受けの技法や中段突き、前蹴り、「抜砦(バッサイ)」や「公相君(クーシャンクー)」、那覇手の「征遠鎮(セイエンチン)」や「撃砕」「十八(セーパイ)」などの技法です。
演目としては、主に「渡りザウ」「揚作田節」「江佐節」「滝落し」などの曲が使われることが多いです。
また、それとは別に、伝統的な沖縄の音楽や太鼓のリズムに合わせ、空手や古武道の型をそのまま披露することもあります。
那覇手の「征遠鎮」などはその典型です。
創作エイサー
私たち昇龍祭太鼓も含まれる「創作エイサー」や「創作太鼓舞踊」の分野でも空手や古武道の型を積極的に取り入れている団体があります。
実際に昇龍祭太鼓の中には、琉球古武道や沖縄空手を習っているメンバーも居ます。
また、そのメンバーが中心となって、新たな演舞を創作する事も多々あります。
様々な分野が融合し、それぞれの特徴を活かし、次世代へ沖縄芸能を伝承していく。
とても重要で大切なことですよね。
次回は、昇龍メンバーが実際に空手の演武を披露している映像を紹介します♪
お楽しみに(^_-)-☆
この記事へのコメント
We introduce the elements of Okinawan Karate forms, HipHop, and traditional Okinawan dance called Ryukyu-Buyo into our choreography.
It is only natural for the groups of Okinawan performing arts.
For example, in Ryukyu-Buyo they introduce the techniques of Okinawan martial arts such as “white weapons” (Karate, toshu-jutsu), “Ryukyu Kobudo” (weapons, buki-jutsu) into their dancing-choreography. This dance is called “Karate Buyo” in Okinawa.
In recent years, not only Ryukyu-Buyo but also Eisa groups introduce these elements actively.
We introduce the elements of Okinawan Karate forms, HipHop, and traditional Okinawan dance called Ryukyu-Buyo into our choreography.
It is only natural for the groups of Okinawan performing arts.
For example, in Ryukyu-Buyo they introduce the techniques of Okinawan martial arts such as “white weapons” (Karate, toshu-jutsu), “Ryukyu Kobudo” (weapons, buki-jutsu) into their dancing-choreography. This dance is called “Karate Buyo” in Okinawa.
In recent years, not only Ryukyu-Buyo but also Eisa groups introduce these elements actively.