衣装のお話
- 2016年12月14日
- テーマ: 昇龍祭太鼓のあれこれ
早いもので2016年もあと半月。
年末といえば!
こたつでみかん&テレビ鑑賞☆
↑家にこたつはありませんが(笑)
そしてテレビといえば、年末の定番は「紅白歌合戦」「第九」「忠臣蔵」などですよね~
年末に多い、幕末物のテレビドラマを見ると思い出すことがあります。
それは、、、
衣装の由来
琉球舞団 昇龍祭太鼓は、ご存知の通り2010年2月7日に誕生しました。
「自分の理想を追求し、より良い物を作っていきたい!」と思ったのが、前身団体から独立するきっかけですが、昇龍祭太鼓を立ち上げるまでには様々な壁を乗り越えてきました。
その中でも大変だったのは、団体名や衣装のデザイン決めです。
独立を果たすなら、やはり多くの人が受け入れてくれるような名前や衣装にしなければ!といろいろ皆で意見を出し合ったりしました。
何気なく「年末だな~」と考えていたら、そんな情景とともに、2009年の年末に皆で衣装を手作りしていたことを思い出しました。
そのエピソードをちょこっとご紹介☆
炎のデザイン
昇龍祭太鼓の衣装のメインとなっているのは「熱く燃えたぎる炎」
熱い情熱を内に秘めた団体にぴったりのデザインです。
↓ 当初のデザイン案の画像がないので即席です(笑)
↑ 最初のデザイン案と今の衣装 ↑
炎のデザインを重視して考えていたのですが、今の衣装になるまで紆余曲折がありました。
素材が固すぎて腕が曲がらないなど、身動きが取れなかったり、ごわごわしたり、、、
何度も失敗を重ねました。
「イメージは変えたくない。でもこれじゃ踊れない、、、」
そんな壁にぶち当たっている時に見たのが年末の特別番組「忠臣蔵」や「新撰組」のドラマでした。
12月14日は、奇しくも1702年(元禄15年)赤穂浪士47人が吉良邸に討ち入りし仇討をした「忠臣蔵」の日とされています。
ドラマを見て「これだ!」と閃いたのがきっかけで今の衣装が誕生しました。
さて、いったい何を参考にしたのか、分かりますか?
新選組に感謝
正解は、、、
これです!
そう、新選組の羽織「浅葱のだんだら」☆
↑ 急遽、Excelで作ったので規格が間違ってたらすみません(>_<)
あくまでも参考画像という事でσ(^_^;
トレードマークの背中にクロスでかける特徴的な紐は省略。
最初、炎を下から描いていたのですが、これだと生地が厚くて腕が曲がらない!
それをこの羽織と同じように横向きにしたらどうか?と閃きました。
衣装決定!
翌日、早速メンバーに提案して試作品を製作。
「おぉ~、これなら踊れる!」
と、早速この案を採用☆
デザインが固まれば、あとは必要枚数の作成です。
今でこそ、衣装は沖縄の業者さんにすべてお願いしていますが、最初は型紙起こしから自分たちで始めました。
もちろん、すべては厳しいので業者さんの力もお借りしました。
協力して2月7日に決まった初イベントに向け、衣装を仕上げていきます。
思えば、年末年始の休みはすべて衣装作成と新演舞作りで消えましたσ(^_^;
衣装作りに没頭しすぎて、表に出たら雪が積もってた!というのも、振り返ると良い思い出ですね(笑)
そんな状況の中で仕上げた衣装。
大太鼓が黒地に金。
締め太鼓は黄地に赤。
そしてパーランクーは赤地に銀。
さらに男性空手用のの特別仕様、黒地に赤炎の衣装を制作中!!
↑ 炎の衣装が決まってるね!
いやぁ~、かっこいいなぁ。
年末になると当時を思い出してしみじみしてしまう自分がいます。
そろそろこの衣装をきて演舞したいな~
ということで、イベント出演依頼を随時受け付けています!
新年会のお問い合わせなどなど、お待ちしています(^_-)-☆
水野
~おまけ~
昔の写真を整理していたら、、、、
衣装試作当時の写真が出てきたので追加で掲載。
懐かしい思い出です☆