ムーチーのお話
- 2017年01月5日
- テーマ: 伝統行事
年末年始の日中はポカポカ陽気で過ごしやすい感じでしたが、今日は北風がビュービュー吹いてて寒かったですね(>_<)
皆様も風邪などひかないよう体調管理は気を付けてくださいね!
自分たちは練習で心身ともに追い込んでいるので、体調管理はバッチリです(笑)
今日は太鼓の打ち初めの日でしたが、その様子は後日お伝えします☆
ということで、今日はエイサーから離れて、沖縄のお話です。
ムーチービーサー
さて、今日は旧暦の12月8日。
沖縄ではこの日が一年の中で最も寒い時期で、沖縄の方言でムーチービーサー(鬼餅寒)と言われています。
そんな寒さに負けないようにと、この日に「ムーチー」を食べる習慣があるのをご存知ですか?
つい最近まで28℃の日もあったようですが、ムーチー当日の沖縄はどうだったんでしょうね~?
ムーチー
ムーチーとは月桃(サンニン)の葉に包まれたお餅のことです。
各家庭で味付けは異なりますが、主に黒糖や紅芋を使用します。
なんと言っても、ムーチーの特徴は「月桃の葉の香り」
独特な香りが広がり、甘いお餅と葉の香りが絶妙なハーモニーを醸し出していて、なんだか昔懐かしい味がするお餅なんです。
このムーチーは家族の子供の歳の数だけ部屋に吊るして食べます。
はじめて子供が生まれた家などでは「初ムーチー」と言ってこの日にムーチーを沢山作って、親戚や近所にも配ったりします。
ムーチーの由来
このムーチーですが、古くから邪気を祓うとされ、この習慣自体は沖縄の民話からきているようです。
ムーチーは別名「鬼餅」とも言われており、要は鬼を退治するのにこのムーチーを使用したことが由来になっているようです。
ウィキペディアなどに掲載されているのは、一般向けのお話ですが、元々は結構キワドイ話みたいですσ(^_^;
↑↑ 興味のある方は調べてみてください(笑)
今では、健康・長寿や家内安全などの祈願のために食される縁起物です。
一般的にこの時期しかムーチーを作ったりしませんが、皆様も機会があれば、是非一度は食べてみてくださいね!