三線のお話
- 2017年02月28日
- テーマ: 琉球舞踊・三線
昨日は練習が無かったため、夕食は自炊して早い時間に取ることが出来ました。
でも、今日は22時まで練習があり、帰宅が23時近くに。
やはり練習があると、食事する時間も遅くなってしまいます(T_T)
三線と三味線
昨日は沖縄の食材「島らっきょう」を紹介しましたが、今日は沖縄の楽器の紹介です。
「沖縄の楽器」と聞いて皆さんが最初に思いつくもの・・・
やはりサンシン(三線)という方が多いのではないでしょうか?
三線の奏でる独特な音色。
目を閉じて聞いていると、沖縄にいるんじゃないかと錯覚するくらい心が癒されませんか?
三線はその名の通り「三本の線(弦)」により、音を紡いでいく楽器です。
では、同じ三本弦からなる「三味線」と沖縄の「三線」の違い、ご存知ですか?
一番分かりやすいのは、胴の部分。
三味線の胴の部分には猫皮や犬皮が使用されているのに対し、沖縄の三線はニシキヘビの皮が使用されています。
その他には、銀杏型の撥を使って弦を弾く三味線に対し、三線は爪で弾きます。
種類によっても違いがありますが、棹の長さも三線の方が短いのが特徴です。
でも、三線の大きな特徴は、その形状や素材ではなく、三線が紡ぎ出すその音階かもしれません。
琉球音階
それではここで、問題♪
通常の音階といえばすぐに思い浮かぶのは「ドレミファソラシ」ですよね?
では、琉球音階は?
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ファイナルシーサー?
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しぇいかい(^^♪ ← 諸見里大介さん風に(笑)
琉球音階といわれている音階は「ド・ミ・ファ・ソ・シ」
通常の7音階からレとラの2つが抜けた形が琉球音階です。
この琉球音階は、日本国内では沖縄にしか存在しない音階ということですが、世界的に見ればインドネシアのプログ音階に似ています。
他にも、中国南部やブータン、ミャンマー等にも似た音階があることから、アジア一帯に広がる要素が琉球に伝わったと考えられているそうです。
三線の歴史だけでも奥が深いんですね~
サンシンの日
早いもので明日から3月に入ります。
3月といえば、3月4日はサンシンの日。
そして翌日5日はさんごの日。
沖縄に縁の深い日が続きます。
こんな時は、三線の音色に耳を傾けながら、沖縄に想いを馳せるのも良いですよね。
三線の音色と唄がメインというシンプルな曲で自分が好きなのは、昇龍祭太鼓でもお世話になっているパーシャクラブ、新良幸人さんの「ファムレウタ(子守唄)」
是非、聞いてみてくださいね♪