浜下り~はまうり~
- 2017年03月30日
- テーマ: 伝統行事
今日の昇龍祭太鼓の予定は、、、、残念ながら何もなし。
公式練習の無いオフ日です。
ですが、MO-LE STUDIOはフル稼働!
昼間は春休み期間中の学生が稽古場を利用して練習。
そして、夜は社会人メンバーが仕事を終えてから個々の目標に向かって練習。
来るエイサーシーズンに向け、日々努力しています。
自分も稽古場に顔を出し、指導をしたあと、自分の体力維持のためジムで筋トレに励んできました。
冬の間にお腹周りについたムダなお肉を落とすためにも、今が絶好の期間です( ^)o(^ )
頑張って落としたいと思います。
浜下り
さて、3月も残すところ、あと1日!
ホントに毎日があっ!と言う間に過ぎていきますね~
今日は3月30日ですが、旧暦では3月3日。
旧暦での行事が多い沖縄では「はまうり(浜下り)」といって、沖縄のひな祭りにあたる日なんです。
「ひな祭り」といえば、家の中に雛人形を飾って女の子の成長を祈願し、家の中でお祝いするのが一般的ですよね?
でも沖縄では、家の中に居てはいけない日とされ、文字通り、女の子が浜に行き身を清める日なんです。
女の子は白砂を踏んだり、手足を海水に浸すことにより身を清め、健康を祈願するという風習があり、家族や親しい女性仲間で、お弁当を持って海岸に集まり楽しく過ごす日とされてます。
もともとは、男性や妊婦は参加できない行事だったのですが、時代の流れと共にいろいろと様子が変わってきているようです。
この日は、潮の満ち引きの差が最も大きい日。
潮の満ち引きが大きいとなれば、やっぱり潮干狩りですよね?
そんな背景もあり、今では、家族連れが潮干狩りを楽しんでいる光景を各地の海岸で見掛けることができます。
そしてこの「浜下り」ですが、これも島によって呼び方が違うんです。
八重山諸島では「サニズ、サンガジャー」、宮古島では「サニツ」と呼びます。
幻の大陸
この干満の差が一年で最も大きくなるこの日「サニツ」に出現する「幻の大陸」があります。
それが宮古島諸島、池間島の沖合にある大珊瑚礁群である「八重干瀬(やびじ、やえびし)」
八重干瀬は、表面に出てこない部分も含めると宮古島の1/3の大きさになります。
この幻の大陸は2013年に「天然記念物」にも指定されています。
つい最近までは、観光の目玉としてこの「幻の大陸」に上陸できるフェリーツアーなどが実施されていました。
ですが、このツアーで使用していたフェリーの「伊良部大橋開通に伴う定期運行廃止」や、多くの観光客がさんご礁に上陸する事により「生きているさんごを傷めてしまう」事などを受け、フェリーによる上陸ツアーは2014年に終了となりました。
↑ 幻の大陸上陸の様子 ↑
豊かな自然を後世に残しつつ、年中行事も大切にしていきたいですね。
他にも旧暦で行われる行事はたくさんあります。
沖縄の旧暦カレンダーは2月1日のブログ、沖縄滞在記を見てみてくださいね!