5月15日 今日は何の日?
- 2017年05月15日
- テーマ: 沖縄の歴史
こんばんは☆
うちなーんちゅのりかです。
突然ですが、みなさんに質問です!
今日「5月15日」は何の日かわかりますかー?
うちなーんちゅなら
「すぐに分かった!」
と言う人も多いかもしれません!
正解は…
今から遡ること45年前。
1972年5月15日。
沖縄が日本に復帰した日。
そう!
「沖縄復帰記念日」
なんです。
沖縄復帰記念日
沖縄が日本に復帰した…?
ということは沖縄は日本じゃなかったってこと?
今から45年前の出来事ですし、そう思われた方もいるかもしれません。
もしくは、知ってはいても詳しい内容まではちょっと、、、という方も。
そんな方のために、今日はその歴史について少しだけご説明します。
サンフランシスコ講和条約
第二次世界大戦終了のため、日本とアメリカ等の連合国との間に結ばれたのが
「サンフランシスコ講和条約」です。
この条約により連合国による日本占領が1952年4月28日を以って終了。
日本は独立国家としての主権を回復します。
ただ、沖縄や奄美群島、小笠原諸島はその後の本土復帰までの間、アメリカによる統治が認められていました。
その後、1971年6月17日に東京とワシントンの間で結ばれたのが「沖縄返還協定」
その協定の発効が1972年の5月15日なんです。
ということは、1972年までは沖縄の人はアメリカ人だったの?という疑問が出てきますよね?
でもアメリカが統治していたといっても、アメリカ人になったというわけではなく、限られた範囲ですが、自治権は認められていたようです。
ただ、本土⇔沖縄間の行き来には、パスポートが必要でした。
今の感覚ではちょっと考えられないですよね?
戦後沖縄の通貨
「小さい頃のお金はドルを使ってたんだよー」
と、昔お母さんが言っていたのを思い出しました。
調べてみるとびっくり!
終戦後から本土復帰までの間、なんと、沖縄では何度も使用する通貨が変わっているのです!
簡単にまとめてみると…
・戦後約一年、日本円の使用が禁止される無通貨時代。
・1946年4月16日から通貨経済復活
B円、新日本円、旧日本銀行券、台湾銀行券などが使用可能に。
実際にはB円が使用されることが多かったそうです。
その年の9月にはB円の新日本円への交換が行われたそうですが、住民間ではB円が普及していて、約一年でB円が復活。
・1948年には沖縄で唯一の銀行である「琉球銀行」が誕生し、同年7月に通貨がB円に統一されます。
・1958年にはB円からドル紙幣へ
それから実に1972年の本土復帰までドルが使用されていたのです!
普段当たり前に使ってる通貨がこんなに変わるなんて、今だと想像がつかないですよね!
他にも春の交通安全運動の記事でも触れましたが、沖縄は1978年まで右側通行でした。
日本だけど、日本じゃない。
色々なところでアメリカ統治の影響があったんですね。
1972年の本土復帰後も沖縄県が抱える問題はたくさん残ってます。
本土復帰したと言ってもまだまだ課題として残ってる部分が本当に多いです。
それぞれに色々な想いを持っていますし、とてもブログには書ききれません。
それは簡単なことではないからです。
沖縄が大好きで、エイサーを踊ることが大好きな私たち昇龍祭太鼓のメンバー。
だからこそ、沖縄の歴史を知るということが本当に大切だと考えています。
これからも愛する沖縄について皆様にも発信していけたらと思います♪