デビューまでの道☆ vol.1
- 2017年05月31日
- テーマ: 演舞の基本
今日はこのブログでも度々登場する「テスト」「デビュー」という言葉について解説します!
内容盛りだくさんのため、3部作でのお届けです☆
イベントを見て、
「面白そう!」「やってみたい!!」
と思ってくれた方。
是非参考にしてみてくださいね♪
デビューまでの道
昇龍祭太鼓ではデビューするまでに7つのステップを踏み、「基本曲」と呼ばれる演技を全て習得したら晴れてデビューとなります。
1ステップごとに試験があり、試験をクリアしないと次の課題へ進むことが出来ません。
今日はメンバーが入団してからデビューするまでに習得することを大公開!!!
「入団したいけど昇龍祭太鼓ってどんな練習をするんだろう?」
という入団希望者から、
「入団したけれども習得するべきポイントが分からない!」
という新人メンバーまで、団員も必見の内容ですよ!
ステップ1 基本中の基本!バチ回し
入団して一番最初の練習はバチ回しからスタートします。
右手で持ったバチを頭の左側に来るときにはまっすぐに立ててそのまま頭の後ろへ。
バチと腕で二等辺三角形を作ったところから一気に太鼓を叩きます。
太鼓を叩いた時には腕は真っ直ぐ、腕とバチの角度は直角になります。
たったこれだけの動作ですが、最初のうちはバチ、腕が曲がったり、太鼓の面の叩く位置がズレたりと意外と難しいです。
このバチを回して太鼓を叩くことが出来るようになると次は足をそれぞれ45度に開いて真っ直ぐ上げ下ろしをしながら太鼓を叩く足上げの動作が加わります。
蹴り足にならないように膝も伸ばして真っ直ぐ一定のスピードで足を上げ、一定のスピードで下ろし、足が地面に着くと同時に太鼓を叩きます。
足が地面に着くタイミングと太鼓の音のタイミングが同時でなければいけません。
そして、これをリズムに合わせて出来るようにします。
ここで練習する曲が「琉球マジック」という曲です。
本番用の振り付けは無く、バチ回しを習得するための練習用曲となります。
まずは約5分20秒の琉球マジックにあわせて太鼓を叩けるようにします。
ここで習得ことは基本的な太鼓の打ち方、リズムの取り方、立ち位置がズレないようにする、目線を真っ直ぐにすることです。
ステップ2 最初に習得する演技はミルクムナリ
イベントでの使用頻度No.1のミルクムナリは基本曲の中でも1曲目となっています。
ミルクムナリは琉球マジックで習得したバチ回し、足上げの基本動作から始まり、曲中はほとんどが「四股立ち」という腰を落とした体勢で踊ります。
昇龍祭太鼓ではほとんどの曲で腰を落とした踊り方となりますが、腰の落とし方をミルクムナリで習得します。
他にも太鼓の連打、バチを差す動作など、他の演技でも使われる基本的な動作がたくさん含まれています。
また、琉球マジックでは立ち位置からズレないという事を習得しましたが、ミルクムナリでは立ち位置を軸とした隊形移動を習得します。
足を移動させた分だけ戻ってくるとう動作を踊りながら感覚で覚えていきます。
さらにミルクムナリからはフェーシを出さなければいけません。
基本的なフェーシもミルクムナリで習得します。
ステップ3 アップテンポな年中口説~地翔どーい
3ステップ目は年中口説と地翔どーいの2曲を一気に習得します。
イベントでは年中口説から地翔どーいへ繋がり、最後はカチャーシーへというパターンが定番です。
そのため、イベント同様にこの2曲は続けて覚え、地翔どーいは後半はカチャーシーになることを想定して2番までが課題となります。
アップテンポな曲なので、太鼓を打つスピードも上がり大変なのですが、年中口説の1番~4番は全く同じ動きの繰り返しです。
1番だけ覚えればあとは同じ繰り返しというわけです。
年中口説ではアップテンポなリズムに慣れることと、大きな隊形移動の後に立ち位置に戻ってくること、前後への重心移動などを習得します。
地翔どーいでは左右で異なる演技です。
1番、2番それぞれ左右逆の演技を練習し、イベントでどちらの立ち位置についても大丈夫なようにこの段階で習得します。
また、アップテンポで楽しさを感じさせる曲なので、笑顔で踊れるようにします。笑顔も演技のひとつです。
まだまだ続きます!
vol.1では、バチ回し、ミルクムナリ、年中口説~地翔どーいまでを紹介しました!
vol.2では、クーダーカー、獅子GongGong、島唄のご紹介。
vol.3では、通しテスト、テストのまとめをご紹介。
是非、参考にしてみてくださいね!