昇龍祭太鼓の獅子たち
- 2017年06月8日
- テーマ: 昇龍祭太鼓のあれこれ
今日は、オリンピックセンターでの昇龍メンバー、一般メンバーとの合同練習でした。
大人数での練習は、やっぱり気合が入ります!
今日は、男性陣による獅子舞の練習も行ってました。
最近は獅子の製作記事が増えてきていますが、ここで昇龍祭太鼓が所有する獅子と、今は出番が無くなってしまった幻の獅子たちを紹介したいと思います!
メインの獅子5頭
現在、イベント会場で見ることが出来るメインの獅子は5頭です。
その中でもダントツ出演回数が多いのは「王さん」中国語の読み方でワンさんと読みます。
子供を丸ごとゴクンと飲み込んでしまい、あっちへゴロゴロこっちへゴロゴロと回転しまくり、一番の暴れん坊ですね!
王さんとソックリな「緑さん」読み方はリョクさんと読みます。
王さんと良く似ているので、同じ顔が2頭出ているよりは違う顔の方が見栄えが良いだろうという理由で白さんに出番を奪われることも!?
目が血走っていて一番怖い顔をしているのが「白さん」読み方はハクさんと読みます。
所有している獅子の中で一番大きく、重たいです。王さん、緑さんに比べると顔も前方へ長く、少し違いがあります。
ここまでの3頭は最もイベント出演が多い3頭となります。
次に同じ顔で色違いの通称「赤獅子」と「黒獅子」があります。
この2頭は赤獅子、黒獅子と呼ばれていて特に名前がありません・・・
先に紹介した3頭とは顔の造りも違いますね。
この獅子は石垣島の獅子の頭をベースとしています。
沖縄の中でも地域や島によって顔の雰囲気が違います。
そんな違いを知った上で獅子舞を鑑賞するのも楽しいと思いますよ。
ジュニアメンバーも奮闘! 小獅子たち
小獅子は主に小学生メンバーが入ります。
とくに獅子に名前はありませんが、黒い頭と緑の頭の2頭を所有しています。
小さいながらも大人のように暴れまわることもあります!
最近では未就学の子供たちも頑張って練習に参加しています。
そこで、作られたのが小獅子よりも更に小さいチビ獅子!
今産まれたばかりかのように会場をウロウロする姿はとても可愛らしいです。
最近は小学生の小獅子よりもこちらのチビ獅子の方が活躍の場が多くなってきています。
現役を引退した幻の獅子たち
初代の獅子は身体が毛糸で出来ている黒獅子と白獅子でした。
金色の糸なども使われていてフワフワでとても綺麗な体をしていましたが、毛糸なのでとにかく重い!暑い!!
毛糸の初代獅子よりも顔が少し長くなり、軽く、通気性が良くなった王さん、緑さんの登場により現役を引退しました。
白獅子は処分されてしまいましたが、黒の毛糸獅子は現在、タイ支部に移籍してまだまだ活躍中です。
大人が入る大獅子、小学生が入る小獅子はあるのにその間が無い!とうことで、中学生が入る中獅子がありました。
緑と青の2頭で、頭の形はどちらも同じです。
しかし、この獅子は作り上げてみたら大獅子並みかそれ以上に重く、中学生が入るには重すぎてキツイという理由で、わずか数回の出演で引退となりました。
更にはこの中獅子と同時期に写真にも映像にも残っていないくらい出番の無かった黒い獅子と赤い獅子がいました。
この現役を引退した獅子のうち、青い中獅子だけ初代団長宅の倉庫で保管されているものの、残りは全て処分されてしまい、もう二度と表舞台に出てくることはありませんので本当に幻の獅子です(笑)
こうやって振り返ると、これまでの合計で14頭もの獅子がいたんですね!
でも、代表の野望は獅子16で獅子を16頭所有したいそうです。
単なるオヤジギャグで4×4で16、、、
その前に仕上げなきゃいけない獅子が3頭いるし、いつ実現するのかなぁ?
何はともあれ、これからの時期は獅子たちの出番も増えてきます。
獅子たちの活躍にもご注目ください!