慰霊の日
- 2017年06月23日
- テーマ: 沖縄の歴史
今日は「慰霊の日」
昨日、沖縄出身メンバーにその想いを綴ってもらいました。
今日は、代表の水野さんから想いを記してもらいました。
黙祷~鎮魂と平和への祈り~
今日の沖縄では「慰霊の日」の式典が平和記念公園で行われました。
戦後72年、沖縄では先の大戦で3ヶ月にも及ぶ地上戦が繰り広げられ、多くの県民が亡くなりました。
未だに戦争の傷跡は至るところに残っています。
それら戦争の爪痕を見る度にとても悲しくなります。
↑ 日本軍の銃弾の痕が体に残る東風平のシーサー ↑
昨日は、数少ない沖縄出身の団員、伊志嶺さんが慰霊の日のことを伝えてくれました。
皆さんも黙祷を捧げて頂けたでしょうか?
自分は、お昼休みに食堂に入ってテレビで慰霊の日の様子を見ることができました。
正午のニュースで流れてきたトップニュースは都議選のことで、慰霊の日のことは、後の方でした。
沖縄県民としては、長い年月が過ぎても同じ過ちを繰り返さないために、語り継いでいかなければいけないと思っています。
今日、6月23日であるこの日は、「慰霊の日」として平和を願う県民の祈りをトップニュースに取り上げて欲しいと思わずにはいられませんでした。
沖縄の歴史を知るということ
昇龍祭太鼓は沖縄の伝統芸能「エイサー」をベースにした創作エイサー団体として活動しています。
現在30人ほどのメンバーの内、沖縄県出身者は4人、親が沖縄出身で東京で生まれ育った沖縄2世メンバーは7人です。
沖縄芸能に関わっているメンバーはもちろんですが、そうでない方々にも、この悲惨な出来事を語り継ぎ、尊い命のバトンを受け継いでいかなければいけないと考えています。
命どぅ宝(命こそが宝)
命があってこそ何でもできます。
たった一つの命ではありますが、その一つの魂の叫びが共感を得、平和への叫びとなって、響き轟かせることだってできます。
今日のニュースでは、故「太田知事」のことも流れていました。
故太田知事をはじめ沖縄県民は平和な世の中が続くことを切に願っています。
一つ一つの命を尊び、「命どぅ宝」の精神で、魂の響きを持って後生に伝えていきたいと思います。
沖縄戦で亡くなった全ての人に冥福を捧げ、平和な世の中になっていくよう、昇龍祭太鼓では一打一打に想いを込め、太鼓を打ち響かせていきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。