新宿エイサーまつり ~衣装の重み~
- 2017年07月6日
- テーマ: その他
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃。
青空の下で太鼓の鼓動が鳴り響く夏はもうすぐそこまで来ています。
昨日は、新宿エイサーまつりの立ち上げ時のエピソードの紹介をしましたが、、、
なぜ、昨日「新宿エイサーまつり」の話をしたかというと、、、?
実は昨日「第16回 新宿エイサーまつり」の説明会に参加してきたからなんです!
毎年この時期に説明会があるのですが、その度に当時の事を思い出すくらい思い入れがあるイベントの一つなんです。
今年の新宿エイサーまつりは第16回。
昨日も紹介した通り、試験的に行った2回も含めるとこのイベントが始まったのは18年前。
18年前というと、自分は30歳という若さで頑張ってたんですよね~(汗)
いまや50歳手前です。
まだまだ頑張りますよ~(^_-)-☆
そんな自分ですが、今回は少し真面目なお話です。
出演者が守るべきモラル
今回の新宿エイサーまつりの参加団体は25団体。
出演者は約1100人と、言うまでもなく関東一?いや本土で一番規模のデカいエイサーまつりにまで成長したのではないでしょうか?
エイサーまつりが大きくなるにつれて良いこともあれば、モラルに欠ける部分も出てきます。
今日の説明会では、立ち上げから携わってきた人間として、全団体の代表者に向けて少しお話をさせて頂きました。
何を話したのかと言うと、、、
昨年の新宿エイサーまつりでの出来事についてです。
新宿エイサーまつり終了後、昔から応援してくださっているお客様から1本の電話が入りました。
「昇龍祭太鼓の事ではなく、他の団体の事です。」
と前置きをされた上で聞いた話は、とても楽しみにしていたイベントにもかかわらず、少し残念な思いをしたというクレームでした。
内容としては、演舞の合間である待機時間中に演者のモラルを疑う出来事を目撃したというものでした。
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新宿エイサーまつりに出演している団体は若い方の集まりです。
会場の熱気に包まれ、気分が高揚していたのかもしれません。
ただ、いくら待機中とはいえ、観客がいるすぐ横で、
プライベートで私服でというなら新宿ですし、
出演メンバーにはジュニアメンバーも居ましたし、
私たち観客にとって、出演されている方は特別な存在であり、
新宿の街をあげての一大イベントであり、会場も分散しています。
実行委員会の方達だけでは、
だからこそ、各団体の姿勢が問われるのではないでしょうか?
誰に言うべきか分からず、今回連絡をさせていただきました。応援しているからこそ、襟を正していただきたいという想いであるという事をご理解いただければと思います。
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衣装の重み
ここでは伏せていますが、実際にこの話をされた時に団体名も伺いました。
そのため、この出来事を直ぐさまその団体に連絡を入れ、状況を説明し注意をしました。
しかし、若いメンバーのしたこととはいえ、その連絡をもらったお客様の他にも目にした方がいるかもしれません。
団体の衣装に袖を通している以上、一人ひとりが団体の顔となります。
全てのお客様が、メンバーの行動を見ています。
沖縄の伝統芸能として広がったエイサー。
観てくださる方に不快な思いをさせてまで、沖縄の芸能だと言って欲しくはないし、伝統芸能を守ってきた方々に対し本当に失礼な行為だと思います。
それこそエイサーをやる資格はないと怒りがこみ上げてきました。
自分たちの衣装で自分たちの顔に泥を塗ってしまうことになります。
その旨を含め、今日の説明会では各団体のモラル向上に努めて欲しいと訴えてきました。
今でこそ、自分の手から離れ、独立したイベントとして歩んでいますが、立ち上げた時の熱い想いとともに、この「新宿エイサーまつり」というイベントを作り上げてきた自負があります。
・エイサーまつりを見て沖縄に行きたくなった!
・本場沖縄のエイサーも見たくなった!
そういった声が一人でも多くから聞けるように、自分の生まれ育った故郷のことを伝えたくて我武者羅に頑張ってきました。
一人歩きを始めた新宿エイサーまつり同様、今後、いろいろな場面で世代交代もしていくと思います。
これらの想いが曲がった形で伝わることがないように、また襟を正しモラルを持ってやっていって貰う為にも、様々な面で声を上げ、尽力していきたいと思います。
これからも皆の力で新宿エイサーまつりを盛り上げていきたいと思いますので、今後とも応援よろしくお願いします。