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今日は何の日? ~9月4日~

今日は9月4日。

何の日かわかりますか??

今年に限って言えば沖縄のお盆「中日」ですが、毎年変わらないのは、この日なんです!

ということで、今日は泡盛マイスターの奈美ちゃんからご紹介♪

 

古酒の日

みなさ~ん!

泡盛飲んでいますか?

泡盛マイスターの奈美です☆

今日は泡盛の古酒についてのお話です。

この『古酒』どのように読むかご存知ですか?

泡盛では『くーす』と読みます。

そうなんです!

今日9月4日は、泡盛の古酒文化を県民に広く知ってもらいたいと制定された古酒(くーす)の日なんです。

さて、泡盛の古酒とそうでないものは何が違うのか。

ここで古酒の定義と文化などに少しふれてみたいと思います。

 

泡盛古酒の定義

泡盛は蒸留をして出来たお酒と以前紹介しましたが、その後貯蔵をして出荷されます。

酒造所さんにもよりますが半年から1年ほど貯蔵をして販売されるのが一般酒と呼ばれ、全量が3年以上貯蔵されたものを古酒と定義しています。

例えば一升瓶に少しでも3年以下の泡盛が含まれていると古酒とは言いません。

また「5年古酒」と記載されていたら全量5年以上貯蔵されています。

例えば20年古酒に少しでも5年古酒が含まれていたらそれは「5年古酒」の表記となります。

含まれている割合ではないんですね。

ちょっとでも若い泡盛が混じるとそちらの表記になってしまいます。

今はこの厳しい基準で古酒を守っています。

でも実は、少し前までは3年以上熟成させた泡盛が、全量の50%を超えていれば「古酒」の表記をすることが出来たんです。

その為、平成27年8月1日に改正される以前に詰められた泡盛には以前の基準で表記されている場合があります。

気になる方は、購入する前にお店の方に確認してみても良いかもしれません。

 

泡盛古酒の文化

泡盛に含まれている成分は熟成するほどまろやかな味わいになり、甘く香ります。

これは泡盛の特徴です。

蒸留したあとも成長を続ける素晴らしさに惚れてしまいます。

この成長を可能にするのが「仕次ぎ(しつぎ)」です。

仕次ぎ

大きな甕からほんの少し泡盛を味見して、飲んだ分をまた補充する。

戦前は100年、200年と熟成した古酒があったそうですが沖縄での地上戦でなくなってしまいました。

最近ではこの仕次ぎの文化を使い、今後100年古酒を育てようとしています。

しかし、なかなか自宅では難しいかもしれませんね。

ここで、自宅での古酒の育て方をちょっぴりご紹介♪

 

様々な貯蔵方法

ここで私の自宅にある古酒を参考に紹介したいと思います。

大きさがわかるといいなと思い一部にバチを並べました(笑)

ますは古酒を購入。

当たり前すぎてすみません。

毎年新宿エイサーまつりの週に新宿伊勢丹で沖縄物産展が開催されます。

全国でも一番数多くの泡盛酒造所さんが集まる物産展です。

たくさんの古酒に出会えます。

ま、あとはそのまま保管してください(笑)

ちゃんと保管(貯蔵)してれば自然と古酒になります!?

①瓶(びん)貯蔵

しっかり蓋を閉めていれば自宅でも瓶のまま貯蔵可能です。

一般酒として購入しましたが1度も開封せずに11年経ってしまった泡盛もありました。

いつか開封する日が楽しみです。泡盛には瓶に詰口(瓶にいれた日)が書いてあります。

瓶貯蔵

②甕(かめ)貯蔵

こちらは三升甕です。

甕は横25cm高さ30cm。

三升も入ってこの大きさ!

これならお部屋に置けますね。

香りも高く、まろやかな味になりました。

甕貯蔵

③樽(たる)貯蔵

こちらは3リットル樽です。

樽は足のスタンドを含めて横26cm、高さ24cm。

ホワイトオークの樽です。

ウイスキーのように樽から色や香りが溶け込み独特な泡盛へと変化しています。

樽貯蔵

 

昇龍祭太鼓の古酒

実は昇龍祭太鼓でも古酒の販売があります。

こちらは私たちが育てた(?)瓶貯蔵。

もともと古酒だったのですが、更に深みのある古酒へと育ってくれました(笑)

興味がある方は、是非声をかけてくださいね。

昇龍の古酒!?

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