沖縄の台風
9月といえば、沖縄旅行を計画中の方が気になるのは、、、
そう!
台風!!
前回の代表の沖縄滞在では、初日に雷雨に見舞われたようですが、、、
天候ばかりは、人の力ではどうしようもありません(>_<)
そんな台風が、一昨日、発生したようです、、、
台風銀座!
今回、発生した台風18号。
予報によると、先島諸島直撃コースなんだとか。
しかも通過時の中心気圧の予報が940hPa前後!
かなり強力な台風です(*_*)
海水温の高い海域に浮かぶ先島諸島。
となると、発生した台風も発達しやすく、毎年必ず台風が通過します。
来たら来たで、塩害を引き起こしたり、台風前後の対策・対応が大変だったりするのですが、来なくても海水が攪拌されないため海水温が上昇し、サンゴの白化現象を引き起こしてしまうなど、困ったことが起こる台風。
一番いいのは、そんなに規模の大きくない台風が適度にやってきてくれる事なのかなぁ?
大きくても小さくても台風対策はしなければいけないので、回数が多いとそれはそれで大変なんですけどねσ(^_^;
今日はそんな台風のお話をちょこっとご紹介。
私の台風体験談
このブログ担当の私が宮古島に住んでいたのは、2005年~2010年の5年間。
その間も、大小問わず毎年のように台風がやってきていました。
そんな台風ですが、私が移住する前の2003年9月11日(14年前の今日!)に宮古島を直撃した台風14号の話は、当時先輩たちから耳にタコが出来るほど聞かされました、、、
その時の被害はとても甚大で、風力発電の風車や電柱が倒れたり、車が流されたり、倒木により道が遮断されたり、建物のガラスが割れたり、牛が屋根の上に飛ばされたり、、、と色々な話を聞きました。
特に私が働いていた場所は宮古島の南岸エリア。
市街地から離れている為、ライフラインの復旧が遅れ、水も電気も止まり、特に電気の復旧には2週間近く掛かったとのこと。
断水に停電。。。
私が宮古島に赴任して先輩たちに最初に教えられたのは、
「台風が来るとわかったときは、洗濯機や部屋のバスタブに水を貯めておく」
ということ。
もちろん、飲料用ではありません。
「水さえあれば流れるからね、これかなり大事だよ。」
そう、タンク式のトイレのお話です(笑)
あとは、カセットコンロとインスタント食品とミネラルウォーター。
「これがあれば、お湯が沸かせるから、当面、食べるものに困らないよ」
会社の寮は電気コンロだったため、この教えには本当に救われました(笑)
台風対策
仕事においても、ホテル勤務だったので、
「台風が来る!」
と分かってからの準備は本当に大変。
宿泊中のお客様には申し訳ないのですが、まだ台風の影響が少ないうちに、飛ばされてしまいそうなパラソルやデッキチェアを撤去。
飛来物により窓ガラスが割れないように防風ネットを張ります。
部屋からの眺望は悪くなり、プールサイドには何もありません。
「台風が来るギリギリまで遊びたいのに!」
と、クレームを言われることも。
分かる。
分かるんです、その気持ち!
せっかくの沖縄旅行ですもんね、楽しみたい!!
ただ「本州に接近する台風より沖縄の台風の方が圧倒的に勢力が強いのに被害が少ない」のは、こういった事前対策を日常的に行っているからなんです。
↑ 私が開業に携わったアラマンダチャペル。まだ台風対策設備がなかったときは足場を組んでステンドグラスを保護してました。
もちろん!その足場も建物に穴をあけて固定する徹底ぶり!
そして、台風が去った後も大変!
台風一過で、空が蒼く澄み渡っていても、地上は後始末に追われています。
「せっかく晴れたのに、プール入れないんですか?」
というお客さまに謝罪しつつ、ウエットスーツを着てプールの掃除をしたこともありました。
折れた枝や葉っぱ、砂や海水で濁ったプールで良ければ入りますか?とは言えませんし、、、(>_<)
もちろん、海なんか危なくて入れません!
波は高いし、うねりもあるし。。。
↑ 同じ景色で見ると台風通過後の海の荒れ具合が顕著ですねσ(^_^;
沖縄旅行を考えている皆様。
台風は通過するその時だけでなく、その前後にも色々と制限があることを頭の片隅に覚えておいていただけるとありがたいです。
特に本島と違い、自然がメインとなる離島はその影響が顕著です。
キャンセル料やスケジュールの兼ね合いもありますが、台風に影響されそうなときは、日程を組み直すのも一つの選択肢です。
もちろん、本場沖縄の台風を経験したい!という方にはありだと思いますが(笑)
旅行中に台風が来ないことが一番ですが、もし当たってしまったら、、、
沖縄での貴重な体験として、開き直るのも大事かもしれませんね。