あの日あの時 ~初めての幟~
- 2017年12月12日
- テーマ: あの日あの時
今日のブログは、先日に引き続き川上さんの「あの日あの時」
川上さん専用にカテゴライズしてしまうくらい、色々なエピソードが届いています。
今日は旗持ちの次に男性メンバーが経験する幟持ちについて。
昇龍祭太鼓の幟は、ロゴマークが総刺繍。
そして団体名は金布で模り、刺繍で縁取りをして縫い付けています。
しかも、裏表どちらから見ても団体名を正しく表示できるように2枚重ね。
ということは、、、
そう、結構重たいんですσ(^_^;
ただ、そんな幟を持った川上さんの感想は、ちょっと斜め上だったみたいです(笑)
幟旗
旗幟鮮明という言葉があるとおり、昔から主義・主張などを表す印として重要な役割を果たしてきた「旗」
昇龍祭太鼓の幟旗は、士気を高めるための演舞具として欠かせないものです。
今回はその幟旗を初めて持った日の思い出についてまとめたいと思います。
(堂々と聳える幟旗。左三巴のマークは沖縄の文化と精神を伝える決意を表し、それを囲み天に向かって飛翔する龍は組織の躍進を意味している。 写真提供 広報部)
初の東京演舞
2010年3月5日、有楽町イトシア前広場に特設ステージを設け、「行っちゃおっ♪ 沖縄フェスティバル」が開催されました。
そのイベントに昇龍も参加。
この日はじめて幟旗を持ちました。
その時の映像がこちら。
(水野さんの隣で踊るのはOGの西川さん。その隣はOGの金城さん。OBの斉藤さんも。当時はまだ琉球國祭り太鼓時代のナレーションを使用していました。Zunberaboさんの投稿動画より)
「旗持ちは正面を向いて、曲想に合わせた表情でヘーシもだすように」
「旗は絶対に倒さないように」
先輩たちからの指導を受け、緊張して臨んだことが懐かしい。
昇龍結成以来、東京ではじめて一般のお客さんに演舞を公開したのがこのイベントです。
演舞は2回行い、それぞれ大盛況のうちに終えることができました。
(このイベントでは女優の田中律子さんやQ太郎さんが沖縄PRのために出演しました。 写真提供 水野順一郎)
問題発言!
イベント終了後、控え室に戻って皆で雑談している時、OGの愛里さんが私に「初めて幟持ってみてどうだった?」と聞いてきました。
(凛々しい演舞が特徴的だった愛里さん。 2010年2月@福島 写真提供 水野順一郎)
控え室の皆が私を振り向きます。
私は即座に
「いやー、愛里さん、やっぱり旗持ちはつまんないですね! 太鼓叩きたいです!」
と返答。
今思えば大変な爆弾発言!!
一瞬にして凍りつく控え室…
皆の表情が険しくなっていきます。
「あれ? みんなどうしたんだろう」
心の中で疑問に思う鈍感な川上。
(凍りついた控え室メンバーのイメージ @札幌雪祭りにて 広報部提供)
暫しの沈黙の後、愛里さんは静かにこう言い渡しました。
「ま、川上も早くデビューできるように頑張ることだね」
その日以来、私に対する先輩方の演技指導が厳しくなったような気がします(笑)
2010年3月5日は、私にとって全ての先輩たちを敵にまわした日ともなりましたf^_^;
これが本当の独立記念日です!
(控え室にてQ太郎さんと。私はたまたま不在のため写らず… 2010年3月@有楽町 写真提供 水野順一郎)
ありのままで!
旗持ち時代に学ぶことはとても多く、貴重な経験を積ませて頂いています。
それに対する感謝の気持ちもなく発した私の言葉に、多くの人は呆れると思います…
しかし、なんという正直にしてありのままの心の発露であろうか!
(ありの~ままで~♪ youtubeより)
創作エイサーが好きで、イベントで太鼓を叩くために入団しました。
旗持ちをしたくて入団したわけではないのです!!
とはいえ、やっぱり言葉は慎重に^_^
新人の皆さんには、一日も早く旗持ちを卒業して頂きたい。
期待しています^_^