宮古島のお話 ~スポーツアイランド~
- 2018年04月7日
- テーマ: 離島のお話
暖かくなってくると、色々なものが動き出しますよね。
冬は寒くて家に籠もりがちだった人も、何か新しいことを始めてみようかな?と思ってみたり、、、
特に体を動かしてみようかな?と思う人も多いのでは??
まぁ、ここまで激しく動かそうと思う人は稀だと思いますが、、、(笑)
スポーツアイランド宮古島
宮古島は市として健康都市の構築のため、3つの柱を掲げています。
その中の1つがこの「スポーツアイランド宮古島」です。
宮古島は、冬でも温暖な気候を利用して、いろいろなスポーツのキャンプ地になったり、様々なスポーツイベントが開催されていたりします。
有名なスポーツイベントとしては、全日本トライアスロン宮古島大会やビーチバレー宮古島大会、ツール・ド・宮古島大会、宮古島100kmワイドーマラソン大会などが挙げられます。
私も宮古島在住時代には、ボランティアスタッフとして参加したり、素人参加OKなものには「出場することに意義がある!」と参加したこともあります。
あの頃は若かった(笑)
今日は宮古島でこの4月に開催される大きなスポーツイベントをご紹介します♪
トライアスロン
そうなんです!
宮古島で4月に行われる大きな大会と言ったらこれ!
「全日本トライアスロン宮古島大会」
今年は4月22日(日)に大会が開催されます。
今年で34回目を迎えるこの大会。
宮古島のトライアスロンはスイム3km、バイク157km、ラン42.195kmの総距離202.195km(2018年のコース概要より)の超ハードな大会です。
ハードな内容だけに、誰でも参加出来るわけではなく、現在は応募資格がトライアスロン経験者に限られているようです。
↑ 宮古島をあげての歓迎ムード♪カウントダウン表示が毎年掲示されます。
私は22回~26回までの5大会にボランティアスタッフとして参加していました。
手伝っていたのは、スイムの際の水中スタッフやフロートスタッフ。
水中スタッフは、スキューバダイビングのタンクを背負ってスタート地点からすぐの水底に沈んで待機している人たち。
1500名近くが一斉にスタートすると、スタート直後は人の上を人が泳いでいたり、何層も人が重なってしまうんですね。
そうすると息継ぎが出来ずに溺れてしまう人が出る危険性があるんです。
最初の1年目はその水中スタッフを経験。
スタート直前に水底に沈むため、スタートの合図は聞こえないんですが、スタートしたことは肌で感じることが出来ます。
なぜだかわかります??
選手たちが海に向けて一斉に走り出す。
その振動が、水底にも響いてくるんです。
それはもう地響きがするほどに。
あの経験はかなり衝撃でした(笑)
翌年からの4年間はコース上に等間隔に設置されたフロートの上での監視スタッフ。
本来であれば、3kmを泳ぎ切れる人しか参加してないはずのトライアスロン。
でもその時の選手の体調や、海の状況(波の高さや流れなど)により、流されてしまったり、予想以上に体力を奪われて限界に達してしまったりする事があります。
そんな時に安全を優先し、リタイアの意思を確認したり、危険の無いように見守るのがフロート班の役目。
そしてスイム終了時には、全員が陸上に戻っているかの確認が取れるまで、海上で待機です。
1回だけなかなか解散の合図が掛からないことがありました。
その時は単純にチェックが漏れていただけだったんですが、次のチェックポイントで確認が取れるまでずっと海上で待機。
さすがにフロートの上ではなく、船の上でしたけどσ(^_^;
自然の驚異をもろに受けてしまうスイムは運営側もそれだけ神経質になります。
だからこそこれだけ長く続いているんですね。
そしてボランティア終了後は、沿道で選手たちの応援に回ります。
宮古島の魅力
当時、私の地元である千葉から毎年出場している友人がいました。
その人曰く、
「宮古島のトライアスロンは格別!」
と言っていたのを覚えています。
何が格別なのか、、、
その人が言うには、
「他の地域では、あり得ないくらい色んなとこで島の人たちが応援してくれているのが、凄く励みになる」
とのこと。
周りに畑しか無いような場所でも、椅子に座っておばあがひとりで応援している姿を見かけると、宮古の温かさを感じると言っていました。
またコース自体にも魅力があります。
透明度が高く真っ白な砂浜が続くビーチでのスイムや宮古ブルーを横目に海沿いを疾走するバイク、どこにいても温かい声援のあるラン。
魅力がいっぱいの宮古島トライアスロン。
一度経験してみると面白いと思いますよ(^_-)-☆
あ、出るのは大変なので、まずは応援で( ̄∇ ̄)