今日は何の日 ~かりゆしウェア~
- 2018年06月1日
- テーマ: 沖縄のいろいろ
最近は「クールビズ」という言葉が浸透し、衣替えの時期にも変化が訪れていますが、、、
私が学生の頃は、6月1日と10月1日が制服の衣替えの時期というのが定番でした。
みなさんの周りではどうですか??
「かりゆしウェア」って??
そんな全国的に衣替えが行われる6月1日に、夏の装いとして普及促進を願い制定されたのが「かりゆしウェアの日」
沖縄好きの方なら当然知っているであろうこの「かりゆしウェア」ですが、
「そもそもそれ何?」
と、知らない方のためにちょっぴりおさらいです(笑)
(↑ 画像は水野さんの私服ですw)
まずは語源ですね。
昇龍祭太鼓の演舞曲としても登場するBEGINさんの「かりゆしの夜」
お祝いの席では、この曲でカチャーシーをすることが定番ですが、この「かりゆし(嘉利吉)」という言葉は、沖縄の方言で「めでたい」という意味です。
この言葉が象徴するように、沖縄県では結婚式などのおめでたい席で、正装としてこのかりゆしウェアが着用されています。
そもそも、かりゆしウェアは、主に沖縄などで夏に着用されているシャツのこと。
アロハシャツに似ていますが、厳密には少し違いがあります。
アロハシャツは、裾をボトムス(ズボンやスカート)の中に入れて着るものですが、かりゆしウェアは、裾を出したまま着るように作られているので、アロハシャツよりも丈が少し短めになっています。
そしてこのかりゆしウェアには、以下のような定義があるんです。
「かりゆしウェア」の定義
・沖縄県産であること
・沖縄らしいデザインであること
そうなんです。
それっぽいデザインなら何でも良いわけではないんです。
もともと「かりゆしウェア」は、
~観光客を温かく迎え入れる沖縄のイメージアップを図る~
という意図が含まれている為、沖縄観光をPRする柄のものとされています。
そして正装として着用されるということは、、、
前述のおめでたい席だけではなく、お葬式など不祝儀の席でも着用されているのです。
もちろん色は黒です。
冠婚葬祭にも着ていくことのできるかりゆしウェア。
まさに万能選手ですね。
古着3着⇒新品1着
そして沖縄では、このかりゆしウェアの日に古着3着と新品1着の交換イベントを2008年から毎年開催しています。
今年も県内にあるかりゆしウェアの企業9社から500着以上の新品ウェアが提供されたとの事。
ただし、交換のための古着3着はちゃんと上記にある定義を満たしている事が条件です。
そして回収された古着はというと、、、
海外援助物資としてカンボジアへ送られるんだそう。
かりゆしウェアが沖縄から全国へ、そして海外にも広がっていくのって、とっても素敵な事ですよね♪
みなさんも、是非、今年の夏をかりゆしウェアでオシャレに乗り切りましょー(//∇//)