慰霊の日
- 2018年06月23日
- テーマ: 沖縄の歴史
昨日のブログでもお伝えしているとおり今日は「慰霊の日」です。
昨年の6/22のブログでは利佳ちゃんが、6/23のブログでは水野さんがそれぞれ「慰霊の日」についての想いを語っています。
今年は同じく沖縄出身の銘苅さんに「慰霊の日」を語ってもらいました。
慰霊の日
こんにちは。
休団中の銘苅です。
6/23は「慰霊の日」です。
過去に沖縄出身のメンバーがブログで紹介した「慰霊の日」
今回は沖縄戦体験者の父から聞いた話をお伝えします。
6/23は沖縄の日本軍司令部が自決し、組織的戦闘が終結、終戦した日です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、日本で唯一の地上戦となったのが、「沖縄」です。
私の父は沖縄戦体験者の一人です。
小学生の時に戦争を体験しました。
戦時中小さな兄弟を連れて、山の中を必死で逃げ、隠れていたそうです。
食べ物もなく、いつ爆弾や銃撃でやられるかも知れないと思いながら過ごす恐怖の日々。
父が戦争を生き残れたのは県北部の山の中に隠れていたからだそうです。
県南部は沖縄戦の激戦地でした。
父はよく
「戦時中、南部にいたら命が無かった。」
と話していました。
小学生で命が奪われる恐怖と向き合いながら毎日を過ごす過酷さは想像を絶します。
また父も母も兄弟が多く、年の離れた兄が、沖縄戦に参加して亡くなったとも聞きました。
糸満市摩文仁にある沖縄平和祈念公園の「平和の礎」には沖縄戦で亡くなった父母の兄弟の名前も刻まれています。
平和への祈り
私の親族も含め、本当に多くの方が犠牲になった沖縄戦。
父が戦争を生き延びてくれたおかげで、今の私がいます。
父母からもらった「命」、当たり前のように過ごしている「平和」を日々、大事にしていかなければなりません。
その為に、沖縄戦を体験した父の話を子どもたちにも伝えていきます。
戦争は苦しみ、悲しみしか生み出さない事を。
同じ過ちを犯さない為に。
6/23は沖縄全島で、戦争で亡くなった全ての方々に安らかな眠りを祈って正午に黙祷を捧げます。
今年も戦争で亡くなった方々のご冥福をお祈り致します。