昇龍祭太鼓と旗頭
- 2018年11月6日
- テーマ: 代表のつぶやき / 昇龍祭太鼓のあれこれ
昨日の打ち上げ参加の報告に引き続き、本日も「代表のつぶやき」
旗頭愛が止まらなくなってますね~(笑)
旗頭とは?
昨日は、チャランケ祭り&金城義春さんとの出会いを紹介しましたが、今日はこのブログでもしばしば出てくる旗頭についてお話をしたいと思います!
何度も記事にしている旗頭。
実は、沖縄ではイマイチ盛り上がりに欠ける祭りで、単なる男気を前面に出す祭りなんです。
簡単に言うと、自己満足の世界。
旗頭の重量は、地域によって様々ですが、だいたい40kg~60kgくらいあります。
例えるなら、平均女性1人分の重量をバランスよく持たないといけないので、それはかなりの技術を要します。
だから(?)男性が1人前に持てるように必死こいて練習するんですよ!(笑)
東京で、、、
東京で旗頭を上げたいという強い願望は上京した当初からありました。
ただ、このマイナーな旗頭を東京で上げても、1本だけではインパクトに欠けるし、なかなか盛り上げるのは難しいのではという気がしていました。
そんな悩みを抱えていた時に創作エイサーの存在を知りました。
創作エイサーと旗頭。
「これだ!」
大綱挽きの会場でみた創作エイサーに感動し、前身団体で東京支部を立ち上げ、即!旗頭制作に入りました。
昇龍祭太鼓の旗頭
これまでいろいろなデザインの旗頭を制作してきました。
今では昇龍祭太鼓では4旗の旗頭を所有しております。
2旗は那覇旗頭の東一番旗「大結(ウフムスン)」と西一番旗「八掛(ハッチ)」のレプリカ。
その他にも、オリジナルデザインの旗頭「萬國津梁」と「温故知新」の2旗を所有しています。
特に「萬國津梁」の旗頭は昇龍祭太鼓の代表旗として第63回沖縄全島エイサーまつりにも東京から持っていきました。
安里旗頭青年団の皆にモーラ(舞)してもらいました。
旗頭には各所の名称があります。
昇龍の旗頭を制作する時のこだわりは太鼓にちなんだ物。
サンマーの部分に火炎太鼓のデザインを入れました。
火炎太鼓には私の大好きな龍や鳳凰が描かれています。
龍や鳳凰の他にも白虎や玄武といった形で四神を描き、五色の雲や沖縄では切っても
切り離せない陰陽八掛、二十四山、十二支、九星等の風水盤も描きました。
そして龍が天に上がっていく様子をゴウに巻き付けております。
サンマーの下にある房も四神に合わせて青・白・赤・黒と細かな部分にも気を遣っています。
どこの旗頭にも負けないくらいの旗頭だと自負しております。
気づいた方は、これまた通な方ですが昇龍祭太鼓のナレーション(琉球王朝)もこの四神からの流れで出来上がったんです。
またこの話は次回へ!
昇龍祭太鼓 旗頭【詳細】
灯籠:あけもどろ昇龍
旗字:萬國津梁(ばんこくしんりょう)
サンマー:陰陽八掛(東=青龍 西=白虎 南=朱雀 北=玄武)
灯籠の直径:60cm、2.5kg
ゴウの直径:110cm、18.5kg
サンマーの直径:280cm、6.0kg
幟旗(長さ):335cm
(幅) :92cm
天地:815cm
竹竿:680cm、17.0kg
その他:6.0kg
総重量:50.0kg